肝臓内科 | 西宮市仁川の内科・肝臓内科 さいとう内科・肝臓クリニック

肝臓内科

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診療内容

脂肪肝、ウイルス性肝炎、アルコール性肝障害、非アルコール性脂肪性肝炎、肝硬変ほか。

ウイルス性肝炎

全国で約190~230万人の方がC型肝炎ウイルスに、約110~140万人の方がB型肝炎ウイルスに感染していると推測されています(厚生労働省調べ)。どちらも血液を介した感染で、慢性肝炎になると肝硬変へ進行し、肝がんが発症する可能性が高くなります。日本では肝がんによる死亡者数は年間4万人近くに達し、兵庫県は全国平均を上回っています。
慢性肝炎初期では症状はほとんどありません。感染していることを知らずにいる方もいます。大事なのは感染しているか否かを知ることです。当医院ではB型、C型肝炎ウイルス検査を行っています。西宮市の肝炎ウイルス検診も取り扱っています。まずは肝炎ウイルス検査を受けることをお勧めします。

C型慢性肝炎

日本の肝がん死亡者数の原因の約7割がC型肝炎ウイルスによるものです。ウイルスを体内から排除する治療法として、長い間インターフェロン治療が行われてきましたが、副作用が強く、必ずしも高い効果(SVR:ウイルス学的著効)は得られませんでした。しかし近年、新薬の開発が目覚ましく、2014年9月にインターフェロンを使わず、経口の抗ウイルス薬のみで治療することができるようになりました。現在、主な治療法は下記の3つです。

  • 1)ソバルディ+コペガス
  • 2)ハーボニー
  • 3)ヴィキラックス

いずれも、3か月間の内服のみで高いSVRを誇ります。HCV陽性の方は治療適応について、一度ご相談ください。

B型慢性肝炎

B型肝炎は、完全にウイルスを体内から排除することは困難です。また、キャリアとよばれる状態から肝がんが見つかることがあります。そのため、B型肝炎ウイルスの感染状態を正しく評価し、フォオローアップすることが重要です。キャリアであっても定期的な血液検査と超音波検査は必要で、慢性肝炎であれば、核酸アナログ製剤を用いることでウイルスの増殖をおさえ肝炎を鎮静化させ、肝硬変への進展、発がんを抑制することができます。
現在、主に使われている核酸アナログ製剤は、下記の2つです。

  • 1)バラクルード
  • 2)テノゼット

また、35歳未満の方や、ドラッグフリー、HBs抗原陰性を目指した治療ではインターフェロンも有効です。

  • 3)ペグインターフェロン×48週間

C型肝炎、B型肝炎のいずれの治療も医療費助成制度により、軽い負担で治療が受けられます。

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